「ジャパンナレッジ(JapanKnowledge)」は平安文学を研究するならぜひ契約しよう!

スポンサーリンク

大学で国文学や史学を専攻している人なら絶対知っているサービスがあります。それが「ジャパンナレッジ(JapanKnowledge)」。

筆者自身、学部・院を通して大変お世話になったサービスです。そして、今もこのサイトのコンテンツを作るにあたって利用しているサービスのひとつ。

学生なら、レポートや論文を書くとき、一度にたくさんの注釈書や辞典をめくって机がゴチャゴチャ、荷物が重い……ということにならないので、本当におすすめ。

ジャパンナレッジ(JapanKnowledge)とは?

百科事典や辞書、全集などの膨大な情報を収録したインターネットデータベースです。基本的な『日本国語大辞典』をはじめ、『東洋文庫』などあわせて50種類以上ものコンテンツを収録しています。

データベースで検索さえすれば、分厚い辞書をめくることなく目的の情報にたどりつくことができます。

選べる2つのサービス

  • ジャパンナレッジPersonal

個人向けのサービスです。このサービスの中でもコンテンツ量を選ぶことができ、「JKパーソナル」「JKパーソナル+R」がありますが、内容は次の項目で触れます。

それぞれ会費が、

JKパーソナル:(月払い)1,620円 (年間契約)16,200円 ※年間契約一括払いは3,240円お得

JKパーソナル+R:(月払い)2,160円 (年間契約)21,600円 ※年間契約一括払いは4,320円お得 

と、+Rは540円高いサービスになっています。

  • ジャパンナレッジLib

こちらは法人向けのサービスなので、学生や個人的に楽しむ方が契約することはできません。ただ内容はパーソナルよりも充実しています。

KADOKAWAコンテンツ(『角川古語大辞典』『角川日本地名大辞典』『新編国歌大観』)、さらに『群書類従』、『風俗画報』などです。大学で契約している場合はこれらが利用できることが多いですね。

コンテンツ内容

  • ジャンル一覧
百科、日本語、歴史、英語、ヨーロッパ言語、東アジア言語、用語・情報、人名・文化・宗教、科学、記事・コラム、叢書

ジャンルだけ見てもかなり充実していることがわかると思います。具体的なコンテンツについてはこちらをチェックしてみてください。パーソナル、+Rで何が違うかチェックし、必要であれば+Rを選ぶといいと思います。

スポンサーリンク

平安文学研究なら『新編日本古典文学全集』は必須

平安文学を専攻していた経験から、小学館の『新編日本古典文学全集』は必須のコンテンツだと断言できます。

もちろん研究を深めていくとこれだけでは補えないところも多くなりますが、

  • テキストがしっかりしている
  • 全釈
  • 頭注が見やすい
  • 巻末に解説つき

という点で基本は抑えられており、古文を完全に読めない人であっても使いやすい「全釈」である部分は大きいです。

ただ、これだけ読んでいればいいということではありません。岩波書店の『新日本古典文学大系』を参照するのも大事。注釈書によって解釈が異なることもあるので、研究するなら自分が扱う作品について、この世に出ている注釈書全てをチェックするのが基本です。

ここでジャパンナレッジをおすすめするのは、レポートや論文を執筆する際、引用テキストをチェックする、または検索して注を確認する、くらいの使い方ならちょうどいいから。じっくり読むわけではないのに10冊以上も本を抱えて確認するのは非効率的です。論文を推敲する・校正する段階になったら本当に大活躍してくれます。

また便利なのが、

「○○○」について書いてある箇所を参照したいけど、具体的なページ数やどの章だったかもわからない。

というような場合です。

研究するためにいろんな作品を読んでいると、付箋やメモでチェックし忘れる項目というのがどうしてもあると思います。こういうとき、一部の単語さえわかっていれば全文検索すると一発で目的のページを開くことができ、調べものの時間短縮ができて便利。

ただ、通読するにはデータベースでは不便が多いので、自分がメインで扱う作品は紙ベースで持っておいたほうがいいでしょう。

なお、ジャパンナレッジのデータベースはページを印刷することはできますが、コピペはできません。また印刷するにしても全ページ刷るなんてことはしないように。

ちょっと不満なところ

パーソナルでちょっと不満なのは、『新編国歌大観』が使えないこと。これは『新編日本古典文学全集』以上に平安文学研究の基本資料といえます。

言わずと知れた日本の和歌の集大成ですが、これは法人契約版でしか利用することはできません。DVD-ROM版もありますが、とても高額です。確認したところ、現在166,320円(本体154,000円+税)で購入することができます。これでも紙ベースよりは安く、また発売当初よりは安くなっているのですが、学生にはなかなか手が出しづらい価格です。

研究者をめざして本格的に和歌を研究しようと決めているなら購入して損はありませんが、普通の学生にはおすすめできません。

これがもっとリーズナブルに便利に使えたらいいのにと思うのですが、これだけは残念です。

大学の外でも持ち運べるサービスを

大学で契約している場合、学内使用のみ・リモートアクセス可能などさまざまだと思いますが、おそらく一度に接続できる端末は限られています。

パソコンひとつあればどこでも作業できるのに、重い本を常に持ち歩くのは不便ですよね。

現役の学生にはぜひ利用してもらいたいという思いから便利なサービスを紹介してみました。

スポンサーリンク