【枕草子】涙を流した犬・翁丸(おきなまろ)。宮中で飼っていた犬が一条天皇に追い出され……
宇多天皇が大変な猫好きで、あふれる猫愛を日記にして記録したというエピソードは有名ですよね。ペットといえば、古くから人間のパートナーであった犬はもちろん、日本では奈良時代ごろから猫も可愛がられるようになりました。とはいえ、…
宇多天皇が大変な猫好きで、あふれる猫愛を日記にして記録したというエピソードは有名ですよね。ペットといえば、古くから人間のパートナーであった犬はもちろん、日本では奈良時代ごろから猫も可愛がられるようになりました。とはいえ、…
平安時代の美男子については、以前の記事で『源氏物語』の光源氏を取り上げて紹介しました。 物語では残念ながら容貌に関する詳しい描写がなく、どんな顔だったのかははっきりしませんでした。 今回は、実在した平安時代の…
平安時代の貴族は「藤原さん」だらけですが、同じ藤原といってもいろいろ。大きく分けて4つの藤原家があります(藤原四家)。それが、北家・南家・式家・京家の四家。 この四家は、藤原不比等(ふじわらのふひと)の4人の子たちがそれ…
現存するものの中では最も古い女流日記とされる『蜻蛉日記』。作者は藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは)です。道綱母は、道長の父である藤原兼家の妻であり、この日記は主にその兼家との結婚生活を綴ったものとして知られていますね…
平安時代で最も権力を誇った貴族といえば、まず藤原道長を思い浮かべますよね。平安中期の貴族で、娘の彰子を時の帝である一条天皇の中宮にし、次の天皇の外祖父となって権勢をほしいままにした人物です。 「望月の欠けたることもなしと…
『大鏡』と『栄花物語』は、どちらも平安時代の歴史を記した歴史物語です。『大鏡』は文徳天皇から後一条天皇までの14代176年間を、『栄花物語』は宇多天皇から堀河天皇までのおよそ15代200年の歴史を記しており、それぞれ起点…
平安中期、一条朝を支えた一人である藤原公任(ふじわらのきんとう)。『枕草子』や『紫式部日記』にも登場する人物であり、高校の古文の教科書でもおなじみの人物です。 漢詩・和歌など多才な人物であったと現在にも伝わっていますが、…