平安時代の人々の風習「物忌(ものいみ)」って何?穢れを避けて自宅に籠る
物忌という一つの言葉には複数の意味が存在します。ひとつ目は、神事・祭祀において行動を慎み、身を清める「斎戒」と同じ意味で使われる物忌。二つ目は、伊勢神宮などの大社に置かれた神職名としての物忌。そして三つ目が、穢れに触れた…
物忌という一つの言葉には複数の意味が存在します。ひとつ目は、神事・祭祀において行動を慎み、身を清める「斎戒」と同じ意味で使われる物忌。二つ目は、伊勢神宮などの大社に置かれた神職名としての物忌。そして三つ目が、穢れに触れた…
平安時代で最も権力を誇った貴族といえば、まず藤原道長を思い浮かべますよね。平安中期の貴族で、娘の彰子を時の帝である一条天皇の中宮にし、次の天皇の外祖父となって権勢をほしいままにした人物です。 「望月の欠けたることもなしと…
『大鏡』と『栄花物語』は、どちらも平安時代の歴史を記した歴史物語です。『大鏡』は文徳天皇から後一条天皇までの14代176年間を、『栄花物語』は宇多天皇から堀河天皇までのおよそ15代200年の歴史を記しており、それぞれ起点…
「清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人」。 これは紫式部が清少納言を評した有名な言葉です。これは紫式部が書いた日記『紫式部日記』の記述。「清少納言って本当に得意顔で偉そうな人」という言葉から始まり、一切ほめること…