【枕草子】涙を流した犬・翁丸(おきなまろ)。宮中で飼っていた犬が一条天皇に追い出され……
宇多天皇が大変な猫好きで、あふれる猫愛を日記にして記録したというエピソードは有名ですよね。ペットといえば、古くから人間のパートナーであった犬はもちろん、日本では奈良時代ごろから猫も可愛がられるようになりました。とはいえ、…
宇多天皇が大変な猫好きで、あふれる猫愛を日記にして記録したというエピソードは有名ですよね。ペットといえば、古くから人間のパートナーであった犬はもちろん、日本では奈良時代ごろから猫も可愛がられるようになりました。とはいえ、…
平安時代を代表する文学作品として名高い『枕草子』。紫式部の『源氏物語』と並ぶ名作ですよね。作者・清少納言が、中宮定子に仕えた日々などを綴った日本最古の女性による随筆といわれています。 ところで、この『枕草子』というタイト…
ほととぎすの声を聞きに出かけ歌を詠むのを忘れて帰ってきた清少納言を定子様がたしなめるという『枕草子』のエピソードを以前紹介しました。 上の記事で最後に少しだけ触れているのですが、実は清少納言は和歌を詠むのがあまり得意では…
清少納言は公任や斉信たちとも積極的に交流した女房で、女性でありながら男性と漢詩の知識で渡り合うなど、かなり目立つ女性だったことは間違いないでしょう。 清少納言が外交的で明るい性格だったらしいことは『枕草子』のさまざまな段…
「清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人」。 これは紫式部が清少納言を評した有名な言葉です。これは紫式部が書いた日記『紫式部日記』の記述。「清少納言って本当に得意顔で偉そうな人」という言葉から始まり、一切ほめること…