平安時代の歴史物語『大鏡』と『栄花物語』の違いとは?編年体と紀伝体
『大鏡』と『栄花物語』は、どちらも平安時代の歴史を記した歴史物語です。『大鏡』は文徳天皇から後一条天皇までの14代176年間を、『栄花物語』は宇多天皇から堀河天皇までのおよそ15代200年の歴史を記しており、それぞれ起点…
『大鏡』と『栄花物語』は、どちらも平安時代の歴史を記した歴史物語です。『大鏡』は文徳天皇から後一条天皇までの14代176年間を、『栄花物語』は宇多天皇から堀河天皇までのおよそ15代200年の歴史を記しており、それぞれ起点…
「清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人」。 これは紫式部が清少納言を評した有名な言葉です。これは紫式部が書いた日記『紫式部日記』の記述。「清少納言って本当に得意顔で偉そうな人」という言葉から始まり、一切ほめること…
小倉百人一首・50番歌の作者として、また能書家の藤原行成の父として知られる藤原義孝。漫画『うた恋い。』でその歌が扱われたこともあり、人気の高い歌人です。 実はこの義孝、仏教への信仰心が深く、肉や魚を一切食べないベジタリア…
「三筆」と「三跡」。国語の授業か歴史の授業で耳にしたことがあるのではないでしょうか。どちらも書の大家3人をいう言葉ですが、どっちがどっちやらよくわからない、なんていうことはありませんか? 三筆と三跡を、人物と書風の特徴を…
「小倉百人一首」で知られる藤原定家。藤原北家御子左流・俊成の子であり、平安末期から鎌倉時代を代表する歌人として知られています。勅撰集『新古今和歌集』『新勅撰和歌集』の撰者であり、『近代秀歌』などの歌論書をいくつも著してい…
京都・宇治といえば日本三大茶処のひとつ。「宇治茶」はお土産としても人気で、京阪宇治線の電車は中の座席まで抹茶色。抹茶スイーツも人気でおすすめのスポットですが、ここは平安時代好きには魅力的な場所がたくさんある観光地でもあり…
大学で国文学や史学を専攻している人なら絶対知っているサービスがあります。それが「ジャパンナレッジ(JapanKnowledge)」。 筆者自身、学部・院を通して大変お世話になったサービスです。そして、今もこのサイトのコン…
平安中期、一条朝を支えた一人である藤原公任(ふじわらのきんとう)。『枕草子』や『紫式部日記』にも登場する人物であり、高校の古文の教科書でもおなじみの人物です。 漢詩・和歌など多才な人物であったと現在にも伝わっていますが、…
平安時代に成立した物語の中で、とくに「型にはまった生き方をしない女性」として描かれている作品といえば『とりかへばや物語』を思い浮かべます。 男女きょうだいがそれぞれ「男らしい活発な女君」と「女らしい控えめな男君」という性…