清少納言、実は和歌が得意ではない?歌人の娘ゆえの悩み
ほととぎすの声を聞きに出かけ歌を詠むのを忘れて帰ってきた清少納言を定子様がたしなめるという『枕草子』のエピソードを以前紹介しました。 上の記事で最後に少しだけ触れているのですが、実は清少納言は和歌を詠むのがあまり得意では…
ほととぎすの声を聞きに出かけ歌を詠むのを忘れて帰ってきた清少納言を定子様がたしなめるという『枕草子』のエピソードを以前紹介しました。 上の記事で最後に少しだけ触れているのですが、実は清少納言は和歌を詠むのがあまり得意では…
清少納言は公任や斉信たちとも積極的に交流した女房で、女性でありながら男性と漢詩の知識で渡り合うなど、かなり目立つ女性だったことは間違いないでしょう。 清少納言が外交的で明るい性格だったらしいことは『枕草子』のさまざまな段…
平安時代の貴族は「藤原さん」だらけですが、同じ藤原といってもいろいろ。大きく分けて4つの藤原家があります(藤原四家)。それが、北家・南家・式家・京家の四家。 この四家は、藤原不比等(ふじわらのふひと)の4人の子たちがそれ…
平安時代の女性ファッションについては以前「十二単」について紹介しました。 今回紹介するのは男性のファッションです。 男性貴族の装束にはいくつか種類があり、簡単に分類すると、束帯・衣冠・直衣・狩衣の4種類があります。 以前…
現代の場合、室内で帽子を被っていると無礼にあたる、マナー違反だというのが常識ですよね。でも、平安貴族は逆でした。室内であっても野外であっても、男性が頭髪を露にするのはとても恥ずかしいことだったのです。 どこまで恥ずかしい…
平安時代の女性のファッションといえば十二単。多くの人があの重たそうな装束を思い浮かべるのではないでしょうか。平安貴族の女性が着ていたので、「お姫様が着るもの」だと思っている人が多いのでは? しかし、あれは正式には五衣唐衣…
現存するものの中では最も古い女流日記とされる『蜻蛉日記』。作者は藤原道綱母(ふじわらのみちつなのはは)です。道綱母は、道長の父である藤原兼家の妻であり、この日記は主にその兼家との結婚生活を綴ったものとして知られていますね…
平安時代で最も権力を誇った貴族といえば、まず藤原道長を思い浮かべますよね。平安中期の貴族で、娘の彰子を時の帝である一条天皇の中宮にし、次の天皇の外祖父となって権勢をほしいままにした人物です。 「望月の欠けたることもなしと…
2013年に公開されたジブリの高畑勲監督作品『かぐや姫の物語』は、誰もが知る「かぐや姫」もとい『竹取物語』を原作とする映画ですね。 この映画がなぜ絶賛されたのか、それは現代社会にもつながるジェンダー問題、フェミニズムにも…
2018年1月15日、「幻」とも言われる『盛安本源氏物語絵巻』のうち、夕顔の死を描いた場面が新たに発見されたというニュースがありました。 【フランスで】横たわる夕顔、嘆く光源氏…幻の「夕顔の死」見つかるhttps://t…