6月30日の行事「夏越の祓え」現代では水無月を食べるけど、平安時代はどんな行事だった?
一年の半分が終わる6月30日(晦日)。この日は、半年分の穢れを落とす行事「夏越の祓え(なごしのはらえ)」が行なわれます。もとは古代(奈良時代)の律令制下で行なわれた「大祓(おおはらい)」が始まりであるといわれています。 …
一年の半分が終わる6月30日(晦日)。この日は、半年分の穢れを落とす行事「夏越の祓え(なごしのはらえ)」が行なわれます。もとは古代(奈良時代)の律令制下で行なわれた「大祓(おおはらい)」が始まりであるといわれています。 …
「ちょっとあの和歌がどんなだったか気になる」「源氏物語の一文を確認したい」なんて、レポートや論文を書いているとちょっとだけテキストを確認したくなることってありますよね。レポートでなくても、ちょっと調べたいことはあるかと思…
藤原行成、小野道風といえばどちらも平安時代の有名な能書家で、三跡のうちのふたりですよね。もうひとりは藤原佐理ですが、今回は登場しません。 三跡は三筆より時代があとの能書家で、平安時代前期の終わりごろから中期にかけて活躍し…
平中の名で知られる平貞文(たいらのさだふん)。『平中物語』という歌物語の主人公になるなど、第二の在原業平的な存在だった人物です。『伊勢物語』の昔男(業平)のように数々の女性と恋に落ち、色好みとして名の知れた貴公子でした。…
平安時代の美男子については、以前の記事で『源氏物語』の光源氏を取り上げて紹介しました。 物語では残念ながら容貌に関する詳しい描写がなく、どんな顔だったのかははっきりしませんでした。 今回は、実在した平安時代の…
平安時代の美男美女はどんな容姿だったのか。 しもぶくれ 糸のような目 太い眉 真っ白な顔 長い髪(女性) よく言われる特徴はこんな感じですよね。いわゆるおたふくみたいな顔が美しいとされていた、そのように捉えている人も多い…
平安時代を代表する文学作品として名高い『枕草子』。紫式部の『源氏物語』と並ぶ名作ですよね。作者・清少納言が、中宮定子に仕えた日々などを綴った日本最古の女性による随筆といわれています。 ところで、この『枕草子』というタイト…
ほととぎすの声を聞きに出かけ歌を詠むのを忘れて帰ってきた清少納言を定子様がたしなめるという『枕草子』のエピソードを以前紹介しました。 上の記事で最後に少しだけ触れているのですが、実は清少納言は和歌を詠むのがあまり得意では…
清少納言は公任や斉信たちとも積極的に交流した女房で、女性でありながら男性と漢詩の知識で渡り合うなど、かなり目立つ女性だったことは間違いないでしょう。 清少納言が外交的で明るい性格だったらしいことは『枕草子』のさまざまな段…
平安時代の貴族は「藤原さん」だらけですが、同じ藤原といってもいろいろ。大きく分けて4つの藤原家があります(藤原四家)。それが、北家・南家・式家・京家の四家。 この四家は、藤原不比等(ふじわらのふひと)の4人の子たちがそれ…